

左の図は、USB3インターフェースを介してホストコンピュータに接続した場合の標準的な構成例です。右の図は、ギガビットイーサネットを介してツールに接続した場合の拡張構成の例です。
TriCore DAP用TRACE32 CombiProbeはTriCore用TRACE32デバッグケーブルと同一のデバッグ機能を提供します。詳細に関しては TriCore デバッガをご参照ください。
AP Streaming とは、プログラムが実行されている間にEMEM(オンチップトレースメモリ)の内容がTRACE32 CombiProbeにストリーミングされることです。DAPストリーミングには両方のXTMファイルが必要です。
簡易DAPストリーミング
簡易DAPストリーミング機能では最大で512 Mbyteのトレース情報を記録することができます。
DAPストリーミングとTRACE32ストリーミング
DAPストリーミングとTRACE32ストリーミングを合わせると最大数テラバイトのトレース記録が可能です。TRACE32 CombiProbeにより収集、バッファリングされたトレース情報はオペレーションモードでホストコンピュータのファイルに即時転送されます。
Compact関数トレース
Compact関数トレースは特殊なプログラムトレースモードで、中帯域幅のトレースポートにおけるネスティング機能のランタイム解析が実行できます。トレースメッセージは関数の呼び出しと戻り値の受け取り、割り込み、タスク切り替え時に生成されます。
フィルタリングされたデータトレース
TriCoreオンチップトレースロジック: MCDSは、トレース情報を確認したいread/writeアクセスに絞ることができます。この情報に基づき、選択した変数のランタイム動作を解析することができます。
フィルタリングされたAutosarトレース
タスク切り替え、タスクサービス、ISR2s等のAutosarイベントはAutosar変数で確認します。これらのAutosar変数への書き込みアクセスに対してトレースメッセージが生成されるとAutosar OS実行時の動作の詳細解析ができます。
GTMトレース
GTMトレースでは命令実行シーケンスの確認と、TIM/TOM/ATOMチャネルのタイミング検証ができます。
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